消防設備士 乙種 第6類

【消防設備士 乙6】構造・機能・整備

燃焼と消火

燃焼の三要素

物質を燃焼させるための三要素とは、可燃物酸素供給源点火源

 

消火の三要素
  1. 除去消火:可燃物を取り除く
  2. 窒息消火:酸素を断つ(窒息効果)
  3. 冷却消火:熱源から熱を奪う(冷却効果)

三要素に、ハロゲンなどの負触媒作用(抑制作用)によって燃焼の連鎖反応を抑えて消火する方法(抑制効果)を加えて四要素ということもある。

 

火災の種類
  • 普通火災:木や紙などの、一般の可燃物による火災
  • 油火災 :引火性液体による火災
  • 電気火災:変圧器やモーターなどの電気設備による火災

消火器にはそれらの用途別に色分けした丸い表示がついている(色だけの場合もあり)

消火器

消火器の種類
  • 蓄圧式:窒素ガス(または圧縮空気)により常に本体容器内に圧力がかかっている。原則として指示圧力計を設ける必要があるただし、二酸化炭素消火器とハロン1301消火器の場合は、薬剤自身の圧力で放射するため、蓄圧用ガスは不要で指示圧力計もない。
  • ガス加圧式:本体容器とは別に窒素ガス(または二酸化炭素)を充填した加圧用ガス容器を設け、使用時に消火剤を加圧して放射する。
  • 反応式:本体容器(外筒)内に内筒を設け、一方に酸性、もう一方にアルカリ性の薬剤を充填し、使用時に両者を反応させることによって発生する二酸化炭素のガス圧で放射する。反応式は、化学泡消火器のみ。
消火器の種類 蓄圧式 加圧式
ガス加圧式 反応式
水消火器
強化液消火器
化学泡消火器
機械泡消火器
ハロゲン化物消火器
二酸化炭素消火器
粉末消火器
 運搬方式による分類

消火器の分類には、加圧方式によるもののほか、運搬方法による分類もある

  • 手さげ式:手にさげた状態で使用する一般的な消火器
  • 据置き式:床に据え置いた状態で使用する消火器。※車輪を有するものを除く
  • 背負い式:付属のベルトで背負って使用する消火器
  • 車載式 :運搬用の車輪がついた消火器

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