自衛消防技術試験

自衛消防技術試験

自衛消防技術試験とは、一定規模以上の防火対象物で自衛消防業務に従事する人の能力認定方法として、東京都の火災予防条例により「自衛消防技術認定試験制度」を設け、防災センターにおいて監視、操作等の業務に従事する者や自衛消防活動の中核となる要員(自衛消防活動中核要員)としての資格を認定する試験です。試験の合格者には東京消防庁より自衛消防技術認定証が交付されます。

自衛消防技術認定試験制度

自衛消防技術認定証を有する者が必要な防火対象物
  1. 火災予防条例 第55条の5に規定する一定規模以上の防火対象物には、自衛消防技術認定証を有する者を自衛消防活動の中核となる要員(略して「自衛消防活動中核要員」という。)として、用途や規模ごとに定められた人数以上、配置しなければなりません。
  2. 火災予防条例第55条の2の2に規定する一定規模以上の防火対象物には、防災センター要員講習修了証の交付を受け、かつ、自衛消防技術認定証を有している者のうちから、防災センターにおいて監視、操作等の業務に従事し、及び災害が発生した場合に自衛消防の活動を行う者を置かなければなりません。(火災予防条例第55条の2の3)
  3. 火災予防条例第50条の3に規定する地下駅舎では、自衛消防技術認定証を有する者のうちから自衛消防の組織の長又はこれに準ずる者を定めなければなりません。
東京消防庁ホームページ

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試験概要

自衛消防技術試験は、毎月1~4回実施されています。試験の実施場所は、東京消防庁消防技術試験講習場と東京消防庁立川都民防災教育センターです。詳しくは東京都内(稲城市、島しょ地域を除く)の消防署、消防分署、消防出張所で配布している案内書か、東京消防庁のホームページでご確認下さい。

受験資格

自衛消防技術試験は、受験資格は特になく、だれでも受験することができます。

受験申請

受験の申込みは、試験日の5日前まで(土曜・日曜・国民の祝日に当たるときは翌日も可)に、東京都内(稲城市を除く)の消防署、消防分署、消防出張所で行っています。

試験方法

試験は、筆記試験と実技試験で構成され、筆記試験は、マークシート式(四肢択一)、実技試験は記述式で出題されます。試験時間は、75分です。筆記試験の合否は、当日の筆記試験後に会場で発表され、筆記試験の合格者は引き続き実技試験を受験することになります。実技試験受験者の最終合格発表は後日行われます。

合格基準

試験科目ごとに、それぞれ60%以上の正解で合格となりますが、筆記試験に合格しなければ実技試験を受験することはできません。(試験科目免除がある受験者を除く)

試験科目
出題数

筆記試験(午前)

火災に関する基礎的な知識

10

自衛消防業務に関する実務

10

消防関係法令

5
実技試験(午後)

集合方式(記述式)

3

個別方式(操作式)

2

試験日程や受験案内など詳細は、東京消防庁のホームページでご確認下さい。

学習メモ

2023/2/6

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「火災に関する基礎的な知識」の試験科目では、以下の範囲から出題されるとされてます。 この記事では、「燃焼、消火、火災現象に関すること」について解説します。 燃焼 燃焼とは、「熱と光を伴う酸化反応」のことをいいます。 燃焼の条件 燃焼が起こるためには、可燃物(燃えるもの)・酸素(空気など)・熱源(点火エネルギー)が必要で、これを燃焼の三要素といいます。 一般的に可燃物と区別される不燃性物質とは、酸化されにくいものや、水や二酸化炭素のようにすでに酸素と化合している物質のことです。 可燃物の燃焼形態 空気中にお ...

模擬試験

2021/12/10

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出題範囲と要点 消防法 ・火災の予防(防火管理制度、統括防火管理制度、防災管理制度) ・危険物 ・消防の設備等 ・火災の警戒 ・消火の活動 ・救急業務 施行令 ・火災の予防(防火管理制度、統括防火管理制度、防災管理制度) ・消防の設備等 施行規則 ・防火管理者等 ・消防用設備等または特殊消防用設備等(維持管理) ・応急消火義務者 火災予防条例 ・火を使用する設備の位置、構造および管理の基準 ・指定数量未満の危険物および指定可燃物の貯蔵および取扱いの技術上の基準等 ・避難および防火の管理等 ・自衛消防 火災 ...

2021/6/25

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2021/6/25

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